Jimny が仲間入り
・ #drive
奥さん用のクルマが必要になり、Suzuki の Jimny をお迎えした。現行の JB64W 型ではなく、先代の JB23W 型だ。
何かを買うときは、それを進行形で作っている人たちを応援する気持ちで、新品を選ぶことが多い。今回も最初は JB64W 型の新車を考えたが、問い合わせてみると今でも納期は長く、わが家の都合と噛み合わない。となると中古車しかないが、それならそれで JB64W 型だけに絞る必要はない。奥さんも自分も、物の形という話なら、むしろ旧型の方が好みだ。
そういう前提で、クルマの内容と現実のバランスを整理した結果、今回は AT が4速の JB23W 型にしようというところに落ち着いた。
実際の購入は、Roadster を見てもらっている整備工場にお願いした。候補を探すところから整備まで、乗り出しまでに必要な全部をまとめて対応してもらい、最初に相談してから1か月ほどで納車となった。
やって来た Jimny は2007年式。2005年に改良を受けた世代の JB23W 型で、いわゆる6型だ。グレードは Wild Wind という特別仕様車だった。純正の状態から足されたり変えられたりしているのは、フロアマット、カーナビ、ETC、ドアバイザー、タイヤ、ホイール、下回りの防錆塗装くらいに見える。
年式の割に走行距離は 26,000km 台と少なめ。錆びているところもあるが、経年なりで、傷んでいると言うほどでもないように思う。内装はきれいそのもので、車内の匂いもほとんど気にならない。総じて状態は良さそうだ。
納車前の整備も、オイル類、フィルター類、ゴム類など、消耗品を交換したくらいだった。パワートレイン周りのオイルは Nutec の ZZ シリーズに統一して、エンジンに ZZ-01、AT に ZZ-52、ギア類に ZZ-31 を入れてもらい、エアコンにも同じく Nutec の NC-200 を入れてもらった。一旦この状態で様子を見よう。
自分でも山道や高速道路を含め 1,000km ほど走ったが、思った以上に運転していて気持ちが良い。ラダーフレームやリジッドアクスルなど、癖が強い要素を持っていることは実感するが、走っても、曲がっても、停まっても、予想から外れる動きにはならず、自然に運転していられる。
ただ、持病と言われるシミー現象は確かにある。今のところ一般道では起きていないが、高速道路の合流で強めに加速した後に何度か体験した。対処は考えておこう。